Lizmapの設定

サーバーによっては、Lizmapに追加設定をする必要があります。設定は lizmap/var/config/ ディレクトリで行います。

設定ファイル

Lizmapにはいくつかの設定ファイルがあります。lizmap/var/config/にあります。

フレームワーク設定ファイル

  • mainconfig.ini.php には、主にLizmapが使用するフレームワークのための、多くの設定パラメータが含まれています。利用可能な言語など、いくつかのパラメータを変更したいかもしれません。 mainconfig.ini.phpを修正はしないでください 。 新しい値を持つパラメータは、代わりに localconfig.ini.php に設定するようにしてください。

  • localconfig.ini.php には、あなたのインストールに特有の設定パラメータが含まれています。つまり、 mainconfig.ini.php にあるパラメータのうち、変更したいものをこの中で再定義します。

  • liveconfig.ini.php は、アプリケーション自身によって変更される mainconfig.ini.php のパラメータを含んでいます。

Lizmapの実行中に、 mainconfig.ini.php, localconfig.ini.php, liveconfig.ini.php がこの順番でマージされます。つまり、liveconfig.ini.php のパラメータは、localconfig.ini.php のパラメータよりも高い優先度を持ち、その結果、mainconfig.ini.php のパラメータよりも高い優先度のパラメータを持つことになります。

注釈

古いリリースでは、 liveconfig.ini.phplocalconfig.ini.php が存在しない場合があります。

その他のフレームワーク設定ファイル

  • profiles.ini.php には、データベース、SMTPサーバー、LDAPなどにアクセスするためのすべての認証情報が含まれています。これらのアクセスパラメータを設定するためには、これを変更する必要があります。

  • installer.ini.php は、Lizmapモジュールとその状態についての情報を含んでいます。アップグレードの間は、絶対に触らず、消さないでください。削除できるのは、Lizmapを再インストールするときだけです。

Lizmap設定ファイル

  • lizmapConfig.ini.php は、Lizmapに固有の設定パラメータを含んでいます。

  • lizmapLogConfig.ini.php は、Lizmapロガーの設定を含んでいます

バックアップやアップグレードのために、 localconfig.ini.php, liveconfig.ini.php, lizmapConfig.ini.php, profiles.ini.php, lizmapLogConfig.ini.php, installer.ini.php を保持しておく必要があります。これらはすべて、アプリケーションの稼働中やインストール中に変更されます。

言語の設定

Lizmapは、ユーザーの言語(ブラウザによって与えられる)を自動的に検出し、多くの言語をサポートしています。

Lizmapで利用可能な言語は、`GitHubリポジトリ<https://github.com/3liz/lizmap-web-client/tree/master/lizmap/app/locales>`_に表示されています。インストールするLizmap Web Clientのバージョンに応じて、GitHub上の正しいブランチを選択するように注意してください。例えば、`3.6ブランチ <https://github.com/3liz/lizmap-web-client/tree/release_3_6/lizmap/app/locales>`_のように、古いバージョンのLizmap Web Clientでは利用できない言語もあるかもしれません。

ユーザーのブラウザがサポートされていない言語コードを使っている場合は、Lizmapのデフォルト言語が使用され、en_USとなります。

Lizmapのデフォルトの言語は、localconfig.ini.phpのパラメータ locale にお好みの言語コードを設定することで変更することが可能です。

また、 availableLocales オプションを変更することで、利用可能な言語を制限することもできます。

この例では、3つの言語のみが利用可能で、デフォルトの言語はイタリア語です。

locale = it_IT
availableLocales = en_US,fr_FR,it_IT

また、 fallbackLocale というオプションもありますが、これを変更することはお勧めしません。