Lizmap Web Clientのアップグレード

Lizmap 2.xからのアップグレード

Lizmap 3.1のドキュメント をご覧ください。

Lizmap 3.xからのアップグレード

3.0バージョンから上位バージョンへのアップグレード方法は以下の通りです。

データのバックアップ

インストールに失敗しても再インストールできるように、lizmap/install/backup.shスクリプトでデータをディレクトリ(例:/tmp)にバックアップしておきます。

lizmap/install/backup.sh /tmp

手作業でバックアップする場合は、少なくともこれらのファイルをバックアップする必要があります。

  • var/db/jauth.db

  • var/db/logs.db

  • var/config/installer.ini.php

  • var/config/liveConfig.ini.php (if it exists)

  • var/config/lizmapConfig.ini.php

  • var/config/localconfig.ini.php

  • var/config/profiles.ini.php

Lizmapファイルの置き換え

‎Lizmap アーカイブを入手するには、 release <https://github.com/3liz/lizmap-web-client/releases> _ ページでアーカイブをダウンロードしてください。‎

次のことを行う必要があります‎:

  • replace the lib/ directory by the new lib/ directory

  • replace files into lizmap/ directory by the new lizmap/ files

  • もし、置き換えによって、バックアップを取っていないファイルを消してしまった場合は、 lizmap/install/restore.sh /tmp で復元してください。

インストーラーの起動

インストーラを起動すると、データベーステーブルや設定など、いくつかのものがアップグレードされます。

sudo lizmap/install/clean_vartmp.sh
php lizmap/install/installer.php
sudo lizmap/install/clean_vartmp.sh

注釈

3.0または3.1からLizmap 3.2/3.3にアップグレードし、なおかつldapdaoモジュールでldap認証を使用している場合、このモジュールはLizmap 3.2/3.3に含まれていることにご注意ください。そのため、インストーラを起動する前に、インストールしたldapdaoモジュールを削除し、手動でインストールする場合とは少し異なる方法でldapdaoモジュールの設定を行う必要があります。本マニュアルの ldap の設定のセクションを参照してください。

Jelixの一時ファイルの削除

rm -rf /var/www/$MYAPP-$VERSION/temp/lizmap/*

アプリケーションファイルの権限を再定義する

cd /var/www/$MYAPP-$VERSION
chown :www-data temp/ lizmap/var/ lizmap/www lizmap/install/qgis/edition/ -R
chmod 775 temp/ lizmap/var/ lizmap/www lizmap/install/qgis/edition/ -R

SqliteからPostgresqlへの移行

もしかしたらSqliteと一緒にLizmapをインストールしたかもしれません。そして、これらのファイル lizmap/var/db/jauth.dblizmap/var/db/logs.db には、ユーザー、権限、ログなどのデータが保存されているはずです。そして、この設定を lizmap/var/config/profiles.ini.php に記述する必要があります。

[jdb:jauth]
driver=sqlite3
database="var:db/jauth.db"

[jdb:lizlog]
driver=sqlite3
database="var:db/logs.db"

このような設定であれば、Postgresqlのデータベースにデータを移行することができます。

まず、Postgresqlのデータベースを作成します。次に、Postgresqlのデータベースへのアクセスパラメータを設定して、 lizmap/var/config/profiles.ini.php の設定を変更します。データベースにすでにいくつかのテーブルが含まれている場合には、例えば、 lizmap のようなスキーマを作成することをお勧めします。

例えば、

[jdb:jauth]
driver=pgsql
host=localhost
port=5432
database="your_database"
user=my_login
password=my_password
search_path=lizmap,public

[jdb:lizlog]
driver=pgsql
host=localhost
port=5432
database="your_database"
user=my_login
password=my_password
search_path=lizmap,public

これらのパラメータの詳細については、インストールの章を参照してください。

そして、データを移行するスクリプトを起動することができます。

php lizmap/scripts/script.php lizmap~database:migrateusers
php lizmap/scripts/script.php lizmap~database:migratelog

エラーがなければ、ブラウザでlizmapにアクセスして、自分が認証できることを確認します。管理パネルのユーザーリストにも表示されているはずです。もし問題がある場合は、jauth.dbとlogs.dbをバックアップして、削除してください。

何か問題が発生し、問題を解決できない場合は、以下のように、データベースアクセスを以前のように lizmap/var/config/profiles.ini.php に戻してください。

[jdb:jauth]
driver=sqlite3
database="var:db/jauth.db"

[jdb:lizlog]
driver=sqlite3
database="var:db/logs.db"

これでLizmapもうまく動作するはずですが、まだSqlite版のままです。