Lizmap Web Clientの設定
はじめに
Lizmapの設定 メニューは2つのパートに分かれています。
サービス : Lizmap Web clientのサーバー、キャッシュなどに関する一般的な設定
リポジトリ : Lizmapリポジトリの作成と設定
サービス
サービス の設定を行うには、サマリーの下にある 編集 ボタンをクリックします。
WMS server URL : 完全なQGISサーバーのURL。例えば、http://localhost/cgi-bin/qgis_mapserv.fcgi や http://localhost/cgi-bin/qgis_mapserv.fcgi.exe
警告
QGISサーバーはLizmap Web Clientと同じコンピュータ上にインストールされている必要があります。
WMS subdomain URLs list (オプション) : 複数のドメイン名を使用することは、Webアプリケーションが(Lizmap Web Clientのように)OpenLayersを使用する場合のよくある最適化の1つの方法です。サブドメインのリストをカンマで区切って入力できます。
Lizmap Web Clientを使用しているドメインに相対する サブドメインのリスト を使用する必要があります。例えば、メインのドメイン名が maps.example.com の場合、 a.maps.example.com, b.maps.example.com, c.maps.example.com, d.maps.example.com となります。
もちろん、これらのサブドメインを使用できるようにするために、Apache/Nginxサーバーの virtual host を、例えば変数を使って設定しておく必要があります。
ServerAlias \*.maps.example.com
サーバーキャッシュストレージの種類
file : キャッシュされたタイルは、レイヤーごとにサーバーのディレクトリに保存されます。
sqlite : タイルはレイヤーごとにsqliteデータベースに格納されています。
redis : タイルはRedisデータベースに保存されます。
Cache root directory : キャッシュが保存されるフォルダです。Apache/Nginxサーバから書き込み可能である必要があります。
Server cache expiration time (s) : 各タイルが保持される時間を秒単位で指定します。この値は、プラグインで時間が設定されていないレイヤーのデフォルト値となります。
指定された時間よりも古いキャッシュされたタイルは、自動的に更新されます。
値が0の場合は、タイルの有効期限がないことを意味します。
有効期限は、変化するデータに合わせて設定する必要があります。
Send request to QGIS Server or external service with : php または curl の2つの方法があります。サーバーにcurlがインストールされていない場合は、前者の方法を使用します。
Debug mode : いくつかのクエリをログファイル lizmap/var/log/messages.log に保存します。
Allow visitors to request an account : このオプションを有効にすると、パブリックメニューに新しいリンク「登録」が追加されます。このリンクをクリックすると、訪問者が管理者にアカウントをリクエストするためのフォームを表示します。訪問者は、いくつかのフィールド(名前、電子メールなど)を入力し、入力内容を確認してリクエストを送信する必要があります。
Administrator e-mail : 有効な電子メールアドレスが指定された場合、Lizmap Web Clientの通知が送信されます。例えば、登録フォームによるアカウント作成リクエストは、それぞれこのアドレスに送信されます。
sender e-mail と sender name : 通知やパスワードリセットのように、Lizmapが電子メールを送信する場合、電子メールアドレスと送信者の名前が必要となります。
外部からのリクエストのためのプロキシ設定
Lizmapは、いくつかのインターネットサービスにアクセスする必要がある場合があります。そのため、ウェブプロキシを会してインストールされている場合(通常はイントラネット内)は、プロキシの設定を明示する必要があります。
プロキシサーバーを使用する にチェックを入れ、以下の項目を入力してください。
プロキシサーバーのホスト名 : プロキシのアドレス
プロキシサーバーのポート : プロキシのTCPポート
プロキシの種類 : プロキシへのアクセスに使用されるプロトコル:httpまたはsocks5。curlが使用される場合のみサポートされます。
ログインID と パスワード : プロキシへのアクセスに認証が必要な場合があります。
プロキシを使用しないドメイン : QGISサーバーへのリクエストや、ベースマップを提供するローカルサーバーへのリクエストなど、プロキシを介すべきでないリクエストもあります。最低限、"localhost,127.0.0.1" は設定する必要があります。
リポジトリ
各Lizmapリポジトリが一覧表示されます。
主な情報 : ラベルとパス
権限リスト 関係するグループと合わせて。
アクションボタン:
表示: このリポジトリのマップを一覧表示するページを表示する
編集: リポジトリ修正フォームを表示する
削除: Lizmap Web Clientの設定からリポジトリを削除する
キャッシュを空にする: リポジトリのプロジェクトの全レイヤーのキャッシュを削除する
リポジトリ セクションの上部と下部にある リポジトリを作成 ボタンを使って、新しいリポジトリを作成することができます。
リポジトリを追加する
リポジトリを作成するには、以下の情報を入力する必要があります。
ID: スペース、アクセント、特殊文字を含まない単語
ラベル: このリポジトリに表示される名前で、アクセントやスペースを使用できます。
ローカルフォルダパス: QGIS プロジェクトとデータを含むフォルダへのサーバー上のフルパス
リポジトリのテーマを許可する: このオプションは公開者がリポジトリのテーマや各マップのテーマを設定できるようにするものです。詳しくは シンプルなテーマの作成 をご覧ください。
グループごとに権限を定義する
ディレクトリを作成すると、自動的にリポジトリ変更フォームが表示され、グループごとに以下の権限が定義されます。
リポジトリの表示 :
チェックしたグループのすべてのユーザーが、このリポジトリのマップにアクセスできます。
グループ anonymous は未登録のユーザーのことで、誰にでもマップを公開することができます。
編集ツールの使用
このオプションをチェックすると、グループのユーザーは、編集が設定されたすべてのLizmapリポジトリマップの編集ツールにアクセスできます。
ログイン時にフィルタリングされていたとしても、常に完全なレイヤーデータを閲覧可能
このオプションは、グループごとに地物データのレイヤーをフィルタリングする機能に関連しています。 Filtered layer by user — Set some features visible/editable or not for some users を参照してください。いくつかのレイヤーでフィルターが有効になっていても、どのグループがすべてのデータを常に見ることができるかを決定するために、このチェックボックスを使用します。