Lizmapにおけるログ管理

原則と概要

バージョン2.8以降では、 Lizmap Web Client を設定して、特定のユーザーアクションをSQLiteデータベースに保存することができます。

  • ユーザーログイン

  • Lizmapのマップの表示

  • マップの印刷

  • ポップアップの表示

  • 編集ツールの使用

それぞれのアクションが選択できます。

  • ユーザー、日時、アクション、Lizmapリポジトリ、QGISプロジェクト、IPアドレスなど、さまざまな情報を含む新しい行がログとして記録されます。

  • アクション、Lizmapリポジトリ、QGISプロジェクトのカウンターが増えていきます。

ログの設定

現在のところ、管理インターフェースでログの設定を変更することはできません。設定ファイル lizmap/var/config/lizmapLogConfig.ini.php を手動で編集する必要があります。このファイルは、 ini 形式で、保存するアクションとして多くのセクションが含まれています。アクションごとに、ログの記録を有効にするか、無効にするかを on または off で選択できます。

例えば、次のセクションでは、管理者がユーザーが接続するたびにログにカウントを記録するようにしています。しかし、各接続の詳細を保存しないようにしています。

[item:login]
label="User logs in"
logCounter=on
logDetail=off
logIp=off

ログの表示

ログを表示するには、管理者としてLizmap管理インターフェイスに接続するだけです。その後、メニューの Lizmap Logs からログにアクセスできます。このページには、2つのログテーブルの一般的な統計情報が表示されます。 Log countLog detail です。それぞれについて、以下のことが可能です。

  • テーブルの表示 生のデータを含みます

  • ログを完全に空にする: 完全にリセットします!

ログ保存用ファイル

ログデータベースは、インストールディレクトリに関連して、以下の場所にあります。 lizmap/var/logs.db です。例えば、以下のようになります。

# ifLizmap  Web Client is installed here : /var/www/lizmap-web-client-2.8.1/, the file is:
/var/www/lizmap-web-client-2.8.1/lizmap/var/logs.db

このデータベースは、 SQLite Browser やFirefoxアドオンの SQlite Manager などのSqliteデータベース読込ツールでアクセスできます。SQLの知識があれば、クエリを作成して詳細なログから情報を抽出することができます。